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ちょっとしたネタ元。
種族やセッション、世界観を造り込む、という目的において、その要素のひとつに
宗教 とか 信仰概念 というのがありますが。
共通の信仰や国教、というものが明確にはなく、PLさんごとPCごと、町ごとに
様々自由な宗教のあるアドロードでは、中世を基礎とするのもあって
PCの設定だけでなくセッション内でも教会が登場したり、
なにより神聖魔法には直接的に関わってきます。
神罰!ばりばりー!!って、実際に精霊や聖霊、神が存在するという。
でもイチから作ろうと思っても、
どう作っていいのかわからない。どんなことを考えたらいいかわからない。
ド●クエの教会やアイテム程度のモノならわかるけど、それ以上広げにくい。
キリがなくて、どんなものを作りこめば適度な説得力が出るのか悩む。
\(^q^)/ って よく なります。
…中途半端にかじったりしてるのに、逆になにから考えていいのか
もー時々わかんなくなったり。
そんなわけで、自分なりにといいますか。ホント私用なのですが、
「創作用の宗教テンプレート&思考元」
…を、ざっくりと作った事がありまして。
先日、ちょっくら他PLさま方と話題にもなりましたので、思いきって公開。
というか大分以前、識字率のお話とかあった頃に記事にしようと
纏めてたんですが、纏まらなくて放置していた((
宗教って、識字や学力や知識、生活全般に食い込んできますよね。
ゲームの中でどれくらい本格的にやりたいか、にもよりますが、面白くしよう!と思ったら
どこまでも深く掘り下げることができて、ド●クエレベルじゃ全然足りなくなるのが
アドロードの宗教の面白さなのかな、と。
しかしそもそも、宗教のテンプレート、なんて言い方は既に恐ろしいですが。
あくまで、ゲームや創作の中で架空に、設定する場合の「説得力」のために
わかりやすいトコを切り取っただけのモノがほとんどです。
あまり考えすぎても、ホントにキリがなくて。
私自身はもう、専門に学んだわけでもなく…家族にクリスチャンがいる程度の
ど素人かつ典型的な無宗教の日本人です。
実在する宗教の名称なんかも例として色々ばんばん出てきますが、
参考なだけで関係はありません。
…つまり何が言いたいかって、身もフタも無いけど誰も怒らないでねっていう(ry
とりあえず、テンプレート部分のみ記載。
続きから、それぞれの注釈(※長い)。
――――――――――――――――――――――――
●「どんな神様ですか?」―――信仰物および神物と概念。
・具体的になんて名前の神様で、どういう存在、信仰概念なのか。
・一神教(唯一神信仰)なのか二神教(善悪など二極の存在)なのか、
多神教(様々な分野を司る神が在る)なのか。
・アニミズム(精霊信仰) や シャーマニズム(巫女や教祖信仰)
トーテミズム(部族や血統、動植物への信仰) の要素はあるのか。
・現世利益と来世・死後世界、どちらに比重を置いているのか。
輪廻(生まれ変わり)や昇華(神聖な存在になる)のような概念があるのか。
・功徳や穢れ、日常生活で尊ばれる行動理念があるのか。
・それによる血統や身分、職業の差はあるのか。
むしろ一切を平等とする等、人の人生にどう関わるのか。
etc...
●「その神様に従って、人々はどんな生活を送りますか?」
―――生活上での習慣や身分・職業差。
・人々の日常、人間関係や恋愛観や教育、にどう関わるのか。
・成人と子供、性別差などに特別な観念があるのか。
・洗礼儀式や通過儀礼はあるのか。
・戒律や立法、社会はそこにどう関わるのか。
・教会や寺院、その中の協会や権威集団はどんな形態か。
・教祖はいるのか。神官や司祭、僧や尼はどんな存在なのか
etc...
●「その神様に属する、どんなシンボルがありますか?」
―――構成する記号や要素。
・信仰シンボル (祈りを捧げる媒体、神と人を介在する象徴)
・祈りの形態
・聖句、聖歌、叙事詩、呪文になる文言。聖書や書物。
・神器、聖杯や聖剣や聖珠、アイテム的なもの
――――――――――――――――――――――――
相変わらずまとまらない長いしgdgdですが。
●「どんな神様ですか?」―――信仰物および神物と概念。
なにやらよーわからん、見慣れない用語もあるかと思いますが。雰囲気で(
このへんはもう、実在の宗教とか分類を参考に並べています。軽ーくでいいので、
実際の神学なんかを見たり参考にするのが一番いいかと思ってます。
イチから作ったとしても、中世モデルと思うとどちらにしろ結局は
現存するモノと類似するかな…と思ったりするので。
本来バリバリに資本と身分差の社会である「中世」が基盤のアドロードは、
政教は分離どころか同等か深く関係しているかだろうなと思います。
反面で、国教のような一定基準の宗教は一切定められていないので、
多宗教が混在する中で、町の教会制度ってどうなってるんだろう…とか
その辺は臨機応変でいいんだと思います。
やっぱり注目したいのは、現実とは違う種族があって、そこに存在する宗教。
エルフ、ドワーフ、ライカンやケットシー、ピクシー。
異種族、あるいは「動物的」だからこそ作り込める宗教概念の可能性かなと。
ライカンは『古代の神々の末裔とも言われ、特に自らの血統への誇りが強い』
ワケですが、(これは恐らくトーテミズムって言っていいんでしょうか。先祖信仰とか…)
それが獣や野生の本能的な所からきて、さらに集団や集落の宗教概念に
昇華してる…って、面白いなと。
パンダが笹信仰してればいいな!じゃないけど、そんな感じの((
草食動物や肉食動物の、「人間視点以外の主観」を持った生物の宗教とかですね。
自然界での生き様や、捕食・共生などの相対する生物や獣との関係性がそのまま、
他種族との関わりや宗教概念に変化してる感じ。
この辺が、作りこめば凄くやりがいありそうだなぁと。
●「その神様に従って、人々はどんな生活を送りますか?」
―――生活上での習慣や身分・職業差。
もっと具体的に、わかりやすくだと…「お布施や寄付や献金の有無」、
「肉食など特有の食物の禁律」、「祈祷の形態・決まり(後述)」
「飲酒や煙草(薬物の摂取)に対する規律」…とか。
その宗教を信仰している人々の、信仰に基づいた特殊な生活習慣。
種族的なモノを考えるならやっぱり、特有の食物や供物とかに
個性が出せそうかなと思います。パンダなら笹だy((
まぁこの辺は、実際にそれを構成する物体や行動、視覚要素も大きいと思うので、次。
●「その神様に属する、どんなシンボルがありますか?」
―――構成するシンボルや要素。
ぶっちゃけて、 創作においてはもう、これさえ一式用意しちゃえば
完成も同然じゃね?とか、個人的には思ったりします。
まぁちゃんと用意するには、始めの基本概念がいるんですけども…
演出。人を信じ込ませる…という意味では結構重要なもの。
視覚や聴覚など五感で感じ得るもの、かな。
可能性は無限大だけど、用意しすぎても、ゴチャゴチャしすぎるでしょうか。
・信仰シンボル
キリスト教における十字架やロザリオ。仏教の仏像・数珠(じゅず)・仏舎利(ぶっしゃり)。
古代エジプト信仰のウジャト護符やアンク。ヒンドゥーの御神体。
イスラムでは、コーラン(歌)という形で無形化していたり、サイババやアッラーみたいに
『生き神』ていうモノもあります。
つまり 「祈りを捧げる媒体、神と人を介在する象徴(シンボル)」 の事です。
シンボルですから、識字率のお話にも関わってくるでしょうか。
字の読めない下級民を含め、信徒はこの視覚シンボルに頼る事が多いようです。
昔の日本が仏像だらけだったり、キリシタンが踏み絵させられてたみたいに、
ビジュアルの判りやすさや迫力、信じ込みやすさは、やはりいい。
これがキマッてるとカッコイイですし、説得力あるし、判りやすい。
…ていうかね、シンボルさえある程度バリエーション作れば、他のデザインや
要素は全部コレ応用しちゃえばおkって気がするんd(ry
難しいよりはシンプルがいいと思います、やはり。イワシの頭も信心から、
架空なんだからホントに信仰シンボルが魚の骨の形してたっていい。
・祈りの形態
日常的な祈りなら、指を組む。手を合わせる。聖印をきる。聖句や呪文を唱える。
もっと大仰なら、身体を倒してアッラーの方を仰ぐ。座禅を組んで悟りを開く。
さらに儀式化されたモノなら、聖杯や祭壇・神棚、供物や生け贄を用意して、
神官が司ったり、司祭や神父が教えを説いたり、神子が踊るなど。
(この辺がシャーマニズムにあたるのかな。神と通じる者は特定の存在のみ、という)
どういう形態の祈りで、人々が自らの思想を示したり、
神の言葉を聞いたり、通じたりするか。
食前や食後、朝昼晩の祈りであったり。季節によったり、時間で区切られてたり。
人との挨拶で聖印をきるのもその一つですね。
神官や司祭になるとコレが直接、神聖魔法の行使にあたったりします。
やる時は、その人物(PC)はどこでどういう意味があって印をきるのか、
日常的に外部の人間に見せてきっていい聖印なのか…をちゃんと
決めておかないと、なかなかタイミングの難しい表現かもしれないな、と思ったり。
・聖句、聖歌、叙事詩、呪文になる文言。聖書や書物。
聖人の教えや聖なる言葉、歌。その言葉や旋律自体に力が宿るとされたりするもの。
イスラムのコーランは、それ自体が先の信仰シンボルであり、同時に聖なる存在。
ヒンドゥーの二大叙事詩ラーマーヤナとマハーバーラタは、人々への教えであると
同時に、壮大な冒険譚でもあります。先程の識字率という面も関連して、
聖書や文言が読めて、教えを説くことの出来る人物は、自動で敬われるという図式も。
基本概念や教えをそのまま内在しているという点では、こういった
文章や文言というのは最も尊ばれる存在の一つなので、結構重要かと思います。
コーランの書物を守って、死んだ兵士の話なんかは有名ですが。
聖書に始まり、書物や巻物、石碑や石版ていうのは、神の声そのものであり
人生の指南書のような存在であって、そういったモノに祈りを捧げる人々はつまり、
紙や石に祈っているんではなくその内容、内在する精神に対して祈ってるんですよね。
そういう所に、目に見えないもの、精神性の重要さ…がよく表れているのかな、と。
なんにせよコレも、神聖魔法や、属性魔法の行使の呪文そのものになるので
関連して作っとかなきゃソンかなと。
キリスト教の祈りの一言、「アーメン」みたいのをオリジナルで作ってみるとかも、
手っ取り早くてわかりやすく、かつ説得力が出ていいと思ったり。
・神器、聖杯や聖剣や聖珠、アイテム的なもの(信仰シンボル応用)
わかりやすい、アイテムとか物質的、視覚的デザイン。
絵に描く場合はそらもう、一番楽しい部分という…!((
最初のシンボルを、もっと色んな装飾やデザインに応用する場合、
こういったアイテムにも描かれていたり関連があると効果的演出だと思います。
聖印に始まり、寺院・聖堂などの建築装飾、法衣や装束や、聖杖の意匠etc...
ギリシア神話みたいに、アテナ神はオリーブの葉、アポロン神は月桂樹の葉…
というように、それぞれの神にそれぞれのシンボルがあったりしても面白いです。
「銀」を清浄な金属とする宗教も、「金」に重きをおく宗教もあるでしょう。
正直この辺は、色々ありすぎ&一番自由に作っていい所だと思うんで
大雑把にくくって終了という事d
こういった構成要素はある意味、宗教というキャラクターの一つというか。
最後に出しちゃいましたけど、ゲームだと思うならむしろこっから考えた方が
いいかもしれないなんて思うんです。
カッコいいじゃん、聖杖とか!!呪文とか!!!って観点でやる方が、
「宗教はゲーム内の演出の一つである」
として割り切って作る分には一番、健康的な視点かもしれないとか。
「長すぎだろJK(大声)」
っていう。完全に趣味ですスンマセn。
別にこれらを全部考えたり作る必要は無いと思うんですが…
こう、とっかかりという事で。参考程度。
中世が基準なのもあってバリエーション出しましたが、
そもそも原始宗教なんてもっとシンプルですよね。
ここにさらに、中世に実在した魔法が魔術がってなると、
白魔術とか黒魔術、ソロモンの魔方陣や錬金術師っていう視点も加わって…
うん、キリなさすぎて死ねる。終わっとけ。
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プロフィール
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紺碧(こんぺき)
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職業:
観光業
趣味:
絵描き・読書・音楽鑑賞
自己紹介:
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【ペドロ、カミラ、ガナム】
過去使用・保留PC
【シシ、スイ、瑠璃丸】
関西圏の某芸大でデザインを学びつつ、TRPGサークルに所属。卒業後はデザイナーに試用就職のち、現在は観光業に従事しています。
※職業上、土日祝が繁忙かつ盆正月がなく、現在AA出現頻度が激減しています。幽霊PL状態ですがご了承下さい。
●現在の興味(雑食・悪食)
ワールドミュージックや民族音楽
(ブルガリアン・ポリフォニーなど宗教合唱、北欧トラッド、オセアニアや欧州~中東~アジア諸国の土着系音楽)
各国の文化諸宗教。民族原初の神話伝説その他。
漫画・アニメ・ゲームは言うまでもなし。あとなぜか宝塚歌劇団。
【ペドロ、カミラ、ガナム】
過去使用・保留PC
【シシ、スイ、瑠璃丸】
関西圏の某芸大でデザインを学びつつ、TRPGサークルに所属。卒業後はデザイナーに試用就職のち、現在は観光業に従事しています。
※職業上、土日祝が繁忙かつ盆正月がなく、現在AA出現頻度が激減しています。幽霊PL状態ですがご了承下さい。
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