識字率について

一旦自宅に帰ってきました。
ネット繋がるの最速で２～３週間かもとか…予想よりちょっと長い。涙。
しかしパソ本体のスペック云々は解っても回線速度っていまいち…



相変わらずの乗り遅れてる感ですが(汗)

PLきさらぎさんのブログより、識字率についてのお話に、僭越ながら便乗させていただきます。
ホントはもっと早くに話題にさせていただきたかった…色々慌ただしかったのと、識字のお話で別件を思い出して、そちらを触発されてたり…それはまぁ、後々に。


アドロード世界そのものの識字率についての見解は、皆様と同じくやはり中世と同等
格差だけなら相当にあったんじゃと思います。
ただそれも、幅と柔軟性があったうえでかな、と。冒険者のような自由業が栄えて、あらゆる地域と種族が混在して、魔術の流派や学問も無限に多方面なワケですから。そんな中でのコミュニケーション手段である言語は、発達する所では相当、進んでいるんではと予想してます。
農民とか本当に文字の必要のない人の識字率は乏しくとも、必要として学ぼうとすれば
商人や自由業でも、意外に手段はそこかしこにあったんじゃないかな、と。
ギルドなんかも大分ひらけてる印象ですし。
現実世界の中世は、かなり資本と身分格差の世界であり、閉じた社会な印象ですが。
アドロードの世界は混沌としてるぶん、言語も様々に変化しながら、
開けて発達してるんじゃないかなと。思っています。

ちょっと気になってるのは、地域・国での言語以外の、種族言語というやつについて。
ライカンやケット・シーの動物語はともかく、どの位、共通性があるのかしら。
エルフ言語といいますが、種族が地方関係なく分布してるアドロードにおいては、それって
全てのエルフが同じ所から生まれた頃の言語＝超古代語もしくはその系譜の言語
…って解釈でいいのかな。エルフにしか存在しない概念で構築されてるとか。
じゃあドワーフ語は？ピクシー語までいくとテレパシー化してそう。ないだろうけど。


ＰＣ別は続きに収納させていただきました。

シシ


アドロード圏の共通語なら、読み書き共に問題はありません。
キャラバン大鷲では仕事と生活のため、身分や所属に関係なく、小児から女衆まで全ての人員に最低限の読み書き計算、礼儀を叩き込んでいる…という設定です。アドロード圏言語中心なのは、隊の主な商売圏であり主要人員の出身地域だから。
例え直接の商売や交渉はしなくとも、商品を預かり荷を交わす上で、お互いに誤魔化しのないコミュニケーションと信用は何よりも重要…という理由と、土地や家といった後ろ盾のない最下層身分の、さらに女子供という弱者にとっても教養は唯一、差分なく身に付ける事のできる武器だと皆、知っているからでもあります。
だから労力も一番裂かれるし、めたくたにスパルタ。時には頭目ですら直接講義、出来ないと鉄拳＆ゴハン抜きは当たり前です。正座でお習字（紙使わないけど）、みたいな事をリアルにやらされてたんじゃないかと…いや移動天蓋(テント)生活ですし(( 勉学ですら体育会系という。
そんなだったので、読み書きと喋りに礼儀、だけならちょっと意外な位、キッチリできます。ただし難しい言葉や学のいる内容はさすがに無理ですし、書く文字も硬質で筆圧の強い完全男文字。口調も軍人敬語じみてるというか。
あとこれは識字とは別かもしれませんが、地口って言っていいんでしょうか。商人や一定の集団内で使われる、隠語や略語、特殊な集計記号や文字。そういうのも、少ーしだけなら扱えます。＜動植物知識＞もある事ですし、日常が経験で勉強、だったんじゃないかと。暦となると、商人にとっては重要でしたが逆に把握しきってる専門家が他にいる分、シシ本人はあまりしっかり把握してないかもしれない。大陸中旅しっぱなしで季節感も曖昧でしたし、今で言う月単位程度での認識がせいぜいかも…と思ってます。


ペドロ


口語だけなら、アドロード圏共通語・母国語(北方共通言語)・諸地域マイナー言語…をおおざっぱに、３～４ヵ国語くらい、滑らかに操れます。
読み書きだと前者２つに魔術言語やエルフ言語が加わり、さらに筆致・筆跡を数パターン使い分ける事が可能です。鑑定までされると危ういけど、一般人なら充分騙せるレベルで…。恋文偽造とかやってそう、日常的に((
詐欺や間者(スパイ)業、さらに貴族相手の役者として必須のスキルですので、イヤに優秀です。こんな事だけは。ええ。
ただ、人間に育てられて人間社会で生きてきたので（というかエルフ社会に拒絶された経験アリ）エルフ言語は人間が後学で覚えるのにかなり近かっただろうと思われます。血がエルフならわかるってモノじゃなさそうだしな。
しかしやはり器用４知力４、伊達に７８年生きてませんという所で…でもスキルは＜言いくるめ＞位ですから、ホントに上っ面と喋りだけっぽいです。やはり専門知識は「フリ」で終わる。チャップ○ンのやった、異国語風喋りのコピーとかならできそう。魔術だって利便実用が最優先で、研究なんてマトモにしてないでしょう。
暦は古典劇とかでも使うでしょうし認識してそうですが、仕事以外でいちいち気にして生きてなさそうです。ちなみに系譜の魔術は暦よりも、生命時間的なものを研究していたので単位が特殊なのです。



スイ


アドロード圏共通語と母国語(東方言語・キョウ弁)の２つが扱えます。
貴族の娘として最低限の教養は仕込まれてますが、実際言語に苦労したのは確かなようで。ただしそれも90年は昔の話。タンカだって堂々切れるのにいまだに母国語訛りが直らないなんて、そんなモン嘘に決まって…京女はイケズが性質なんですってば。((　
しかし実は読み書きのうち、書きはホントに苦手です。いまだに。母国語は書道的な所まで達してるぶん、アドロード圏語を書かせると芸術的な事になります。読みだって、風来亭のメニューに一部気付いてなかったしな。
何せ商人の妻とはいえ主婦ですから、家庭の切り盛りと子育て、人付き合いはしても、手習い以上の学は実用しないし身に付けてないと思います。それでも平均以上かとは思いますが…。貴族の女性、って教養として身に着けさせられる以上の学は、自力でかなり学ぼうとする人以外、必要ないから学ぼうとしないか周囲に逆に敬遠されるイメージがあります。女の賢しいのは可愛げがないと思われる…とかそういう風潮には物分りよさそうなので出張らず、でも帳簿とか全部目を通してるんだろうなという。
暦は故郷のものなら、女性の風流に近しい慣習だったので完璧。アドロードのものも同様、日常に大事にするものはそこそこできます。



触発された方というのは、宗教とかその辺の事です。聖職者の識字率のお話など聞いて、以前宗教について文を纏めてたのを思い出まして。しかしテキストだけど相当長いんでまぁ、のんびりと。